私道の共有持ち分が売買されていなかった事案。私道の個人間贈与について
（相談者：登別市男性）

相続の解決事例

札幌 相続トップ＞相続の解決事例＞私道の共有持ち分が売買されていなかった事案。私道の個人間贈与について（相談者：登別市男性）

事案

ご依頼者は登別市在住ですが、隣町の室蘭市の相続の業務を行っている中で、ご依頼主のお母様（Aさん）の家屋と家屋の下の土地を売買しているにもかかわらず、買主（Bさん）に売買されていないという事実を発見しました。

Bさんが所有者となっている家屋とその下の土地はすでに売却のインターネット広告が出ているがなぜか１年以上売れていない状況でした。

そのため、仮に該当の土地建物（物件）を売却した後、いざ買主が再建築しようとした際に、私道の権利が整理されていない（Bさんへ私道の権利が移転されていない）ため、住宅ローンが組めない可能性が高い物件となります。

住宅ローンが通らないとなると、次に買う方がいたとしても住宅ローンを組まなくてよい現金一括の方に限られますので、結果的に価値がとても低い物件となります。

AさんがBさんに物件を売却した際には、仲介業者（不動産業者）も司法書士も関与していたようですが、私道共有分を見逃していたようです。

解決方法

たまき行政書士事務所では、Aさんへ「Bさんが私道の共有持分がない状態で困っていると思うから、Aさんの私道持ち分をBさんに贈与した方が良い」と提案しました。

そして、AさんからBさんへ手紙を書いてもらい私道の共有持ち分の売買忘れがあった事実と、Aさんの負担で私道分を贈与したいという内容（原案は行政書士が作成）で送ってもらいました。

Bさんは、Aさんからの手紙で初めて私道共有持分の名義変更漏れが発生していたことに気が付いたようです。

たまき行政書士事務所では、その後、地元の司法書士と連携し、個人間贈与を成立させ、無事Ｂさんへ私道共有持ち分を移転することができました。

私道の名義変更の漏れが発生する要因

たまき行政書士事務所は、相続専門のため相続の際の私道の権利関係を必ず確認し、私道共有分の相続をしっかりと完了しています。

私道の権利移転漏れは大体の場合、相続登記の際に生じます。

なぜ、司法書士などの専門家が関与しているのに私道共有の漏れが生じるかというと、役所に名寄帳を請求する際に、一言、「私道や共有持分、非課税物件についても発行をお願いします。」と書かないからです。

役所では、単独所有の名寄帳と共有者がいる場合の名寄帳は別々に取り扱っているので、共有や私道がある場合にはその分も発行をお願いしますと記載して請求しないと、単独所有の名寄帳しか出てこないこととなります。

あとは、手作業ですが、前方の道路が上記の図のように私道にしか接していない場合には、私道の共有持ち分がないかを私道部分の登記簿で手探りで確認する必要があります。

この作業を怠ると私道の名義変更漏れが生じます。

年に3件くらい共有私道の名義変更漏れが出てくることもあります

相続登記の際が一番多いと思いますが、このほかに、売買の際にも私道の名義変更漏れが発生します。そして、私道の名義変更漏れを発見するのは、私道の共有持分権者が死亡したときです（相続が発生したときです）。

そのため、私道の共有持ち分の名義変更漏れは、相続の相談を受ける当事務所のような事務所が発見します。

漏れを見つけた際には、適切に現在の所有者に私道共有持ち分をお戻しするように提案しております。

多い年では、私道の共有持分漏れを年３件位見つけることがあります。

私道の名義変更漏れについてお困りの際には一度ご相談ください

今回は、かなりマニアックな内容（私道の共有持分の名義変更漏れ）でしたが、実務ではよく直面する内容です。

しかも、売主、買主あるいは相続人のような当事者が全く私道の共有持ち分の名義変更のし忘れを自覚していないことがほとんどです。

売買の際に、私道の持ち分が名義変更されていないと不動産屋さんに指摘された場合などは売買が進みませんので、一度たまき行政書士事務所のような相続専門の事務所にご相談をするとよいでしょう。

北海道内の相続については、全道対応しております相続専門のたまき行政書士事務所にご相談ください。

解決の糸口が見つかるかもしれません。

その他の相続事例

• 相続人の一人が法定相続分を強く主張したケース（相談者：７０代女性）
• 妻が相続税の心配をしていたケース（相談者：８０代女性）
• 長男がアメリカ合衆国の在住でほとんど日本に帰って来ることができないケース（相談者：６０代男性）
• 亡くなった方がエンディングノートを残していたケース（相談者：７０代女性）
• 相続人の構成が妻と子で、子がすべて未成年であったケース（相談者：４０代女性）
• 借地権の上に自宅が建っていたケース（相談者：７０代男性）
• 亡くなった方の遺産構成が、株式など金融機関の商品が中心であったケース（相談者：５０代男性）
• いわゆる兄弟姉妹相続の事案で、かつ連絡の取れない方がいたケース（相談者：８０代女性）
• 相続する遺産の割合について相続人の間で考え方が分かれたケース（相談者：６０代男性）
• 亡くなった方の建てた別荘の処分に困っているケース（相談者：７０代女性）
• 相続財産にローンが残っているマンション一室と、消費者ローンが残っていたケース（相談者：５０代女性）
• 相続人の一人が重篤な病気であり遺産分割協議を急ぐ必要があったケース（相談者：７０代男性）
• 亡くなった方がアパート経営をしており借入金が完済していなかったケース（相談者：７０代女性）
• 未成年の子が相続人の一人にいたが、１９歳であったケース（相談者：４０代女性）
• 銀行口座がすでに凍結してしまっていたため葬儀費を捻出できなくなってしまったケース（相談者：５０代男性）
• 兄弟間の仲があまり良くなかったケース（相談者：３０代男性）
• 相続人の財産がまったくわからない状態から相続手続きを行ったケース（道南の相続 相談者：道東男性）
• 相続した自宅が空き家となったケース（相談者：札幌市西区男性）
• 亡くなった方の兄弟姉妹が相続人となるケース（相談者：札幌市清田区）
• できるだけ姉弟で平等に分けたい（相談者：札幌市中央区女性）
• 自分に父が異なる兄弟がいると初めて分かったケース（相談者：札幌市男性）
• 札幌市に住む子供の一人（独身で子どもがいない）が亡くなり、ご両親が相続人となった事例。株式を保有していたケース（相談者：苫小牧市女性）
• 兄弟姉妹相続事案でかつ代襲相続が発生し、相続人様が１０人以上であったケース（相談者：札幌市豊平区男性）
• 夫婦間の子供が先に亡くなる尊属相続のケース（相談者：帯広市男性）
• 不動産の相続について調査すると、昔あった古い家の登記簿が残っていたケース（相談者：函館市女性）
• 相続人が１９人もいて、さらに樺太の戸籍も含まれていたケース（相談者：札幌市南区）
• 預貯金仮払い制度で解決したケース（相談者：後志管内女性）
• 子供のいない親族の死亡（強い認知症を持っていた方）の相続手続きについて（相談者：札幌市西区女性）
• 相続人の中に遺産分割協議書を返送できない方がいた兄弟姉妹相続のケース（相談者：苫小牧市女性）
• マンションの相続のご相談（相談者：札幌市女性）
• 子供のいない夫婦の妻がお亡くなりになったケース（相談者：札幌市男性）
• 相続財産に二世帯住宅の自宅があったケース（相談者：札幌市北区男性）
• ご病気が進んでいる方から親の相続について解決したいとご相談があったケース（相談者：苫小牧市男性）
• 兄弟姉妹相続事案で、ご依頼主の方がご高齢であった事例
• 兄弟姉妹相続事案で、法定相続人の一人が、他の兄弟姉妹と何十年も連絡を取っていなかったケース（相談者：函館市男性）
• 亡くなった方が独身・子無しで両親もすでに他界していた兄弟姉妹相続のケース（相談者：後志地方女性）
• 相続人が１９人であったケース（相談者：北見市男性）
• 死亡した方の兄弟姉妹または甥姪が相続人となる兄弟姉妹相続のケース（相談者：小樽市女性）
• 一般的にもっとも解決が困難な甥姪のみが相続人の構成となるケース（相談者：札幌市西区男性）
• ２件の兄弟姉妹相続事案が続いた事案（相談者：小樽市女性）
• 財産構成が預貯金（金融機関４行）と軽自動車１台であったケース（相談者：北広島市男性）
• 相続発生から１０年近く経過し、不動産の権利関係が複雑で相続人同士が疎遠であったケース（相談者：旭川市女性）
• 親族関係が比較的疎遠でどのように分けるか相続人の方々だけではわからなかったケース（相談者：札幌市東区女性）
• ご依頼者が被相続人と同居していて、戸籍上は、ご依頼者と被相続人は姪と叔母の関係だったケース（相談者：北見市女性）
• 札幌市南区の雑種地の所有者死亡から１８年以上経過していた相続案件について
• 財産承継信託という預貯金以外の財産があり、かつ、北海道内の相続だが法定相続人の一人が関東在住で、相続人同士が疎遠になっていた事案
• 長期間施設に入っていた方の相続について。相続人が１４人であったケース（相談者：札幌市東区）
• 公道に面していない自宅の相続について（相談者：旭川市女性）
• ゴルフ会員権を保有していた方の相続（相談者：旭川市女性）
• 亡き夫の証券会社の口座にある株式の相続手続きに証券会社が応じてくれなかったケース（相談者：札幌市西区女性）
• 父が死亡。相続人が子供３人でそのうち一人が相続放棄をした事例（相談者：札幌市清田区女性）
• 子供達が相続放棄をして、妹さんが相続をした事例（相談者：札幌市北区女性）
• 公正証書遺言があったケース（相談者：余市郡余市町女性）
• 本州の土地建物を相続した後、不動産業者をご紹介して売却まで行った事例（相談者：札幌市東区）
• 法定相続情報一覧図の写しの作成までを受任したケース（相談者：札幌市中央区女性）
• 行方不明の相続人がいる事例（相談者：登別市女性）
• 個人間売買のサポートを行ったケース（相談者：釧路市男性）
• 相続人に一人、戸籍に死亡記載のない方がおり、かつ、相続人が多数となったケース（相談者：札幌市西区女性）
• 遺言執行者が入院中であった事例（相談者：札幌市厚別区８０代女性）
• 前方道路が私道である可能性があった不動産の相続事案（相談者：札幌市豊平区男性）
• 愛知県に住んでいるが、対象の相続財産（不動産）は札幌市手稲区にあった相続事案（相談者：愛知県男性）
• 子供のいない独身の方の相続。施設に入居中の母が一人相続人（ひとりそうぞくにん）の事例（相談者：札幌市東区女性）
• 子供のいない一軒家に住む男性がお亡くなりになった事例（相談者：網走郡美幌町男性）
• 原野売却サポート事案（土地の所在地：札幌市南区）
• 被相続人名義の自宅（実家）が、相続人たちの住むところとはかなり離れており、処分をしなければならなかった不動産の相続事例（相談者：上川地方女性）
• 相続財産に名義預金があった事例（相談者：石狩市男性）
• 相続財産に酪農地があり、漁協の通帳がメインバンクであった事例（相談者：札幌市北区男性）
• 鉄道会社との贈与契約サポート（相談者：苫小牧市７０代男性）
• 相続後の空き家を近隣の方へ贈与サポート（相談者：札幌市４０代男性）
• 相続手続き後の空き地を売却（相談者：札幌市中央区女性）
• 半血兄弟が多数いる兄弟姉妹相続の事案（相談者：帯広地方女性）
• 事情により最短コースで登記完了したいとのご希望の事例
• 法定相続情報一覧図の作成業務（相談者：札幌市北区女性）
• 民生委員を行っていた方が任意後見人となった事例（相談者：札幌市西区女性）
• 相続がここ数年に３件発生し、かつ相続税案件であった事例（相談者：札幌圏６０代女性）
• ２回目のためＬＩＮＥを中心にやり取りして完結した事例（ご依頼主：東京都在住女性、被相続人：北海道千歳市女性）
• 多数の農地の相続と原野商法で取得してしまった原野の相続について（依頼者：厚真町在住女性）
• 今から約２０年前に兄が死亡、その後、約１０年前に父が死亡しているが、不動産の相続手続き（相続登記）が未完了であったケース（依頼者：札幌市西区）
• 家屋が未登記建物であった事例（依頼者：留萌地方）
• 金融資産のみだが、銀行５行以上及び複数の証券会社の口座がある方の相続手続き（依頼者：札幌市南区）
• 道央自動車道周辺の原野について、個人間売買サポートにて法人に売却
• 親から引き継いだ原野を個人間売買サポートで売買登記まで完了した事例（依頼者：函館市男性）
• 小樽市の広大な土地の売却について（土地の個人法人間売買サポート事例）
• 東南アジアに海外赴任している方からの問合せと依頼
• 被相続人（夫）の相続発生後、被相続人の長男が遺産分割協議前に死亡した事例（依頼者：札幌圏女性）
• 不動産の相続手続き⇒公正証書遺言作成（依頼者：札幌市北区女性）
• 前妻との子がいた相続について（依頼者：札幌市北区）
• いわゆる兄弟姉妹相続事案で被相続人が関西、相続人が北海道に住んでいたそケース（相続手続きから不動産売却までサポートした事案）
• 車の売却ありのケース（依頼者：苫小牧市）
• 尊属相続事案（依頼者：札幌市中央区女性）
• 樺太生まれの方の銀行相続について（依頼者：帯広市男性）
• 原野売却個人間売買サポート成約事例（依頼者：札幌市中央区、札幌市東区、札幌市白石区）
• 複数の数次相続の発生、かつ、抵当権の抹消登記が未了の相続事例（依頼者：札幌市清田区）
• 数次相続発生、かつ、数次相続人に未成年の子がいた事例（相談者：札幌市西区）
• 公正証書遺言作成後、相続手続き（車・250ccバイクあり、相談者：小樽市女性）
• 兄弟姉妹相続かつ、樺太の戸籍が含まれていたケース（依頼者：札幌市西区男性）
• 地方都市のご実家の相続及び農地の相続と未登記家屋の相続事案（相談者：札幌市東区男性）
• 公正証書遺言作成後の相続手続（相続税発生案件、相談者：札幌市西区女性）
• 自動車の相続手続き（車庫証明書の取得を含む）
• 母が相続放棄をし、兄弟姉妹が相続したケース（依頼者：札幌市南区男性）
• 父母の離婚後、地方都市に住む２０年来あっていない父が死亡したケース。子供からの相談（相談者：札幌市豊平区男性）
• 個人事業の屋号名義の未登記建物が相続財産としてあった事例（依頼者：北広島市男性）
• 相続人が認知症のため、数年後相続手続きをした事例（相談者：旭川市女性）
• 相続手続き（銀行預貯金、不動産）、自動車売却、遺品整理、特殊清掃、自宅売却まで一括で引き受けた事例（被相続人：男性）
• 相続した地方都市の土地の売却で最終的に近隣の方に売却した事例（相談者：恵庭市男性、相続した土地：夕張郡）
• 配偶者ありの兄弟姉妹相続事例について
• 建物の２分の１を被相続人、残る２分の１を相続人が所有していた相続（依頼者：北広島市男性）
• 数年前に父から相続した宅地建物を売買、農地を非農地に地目変更し贈与（依頼者：札幌市北区男性）
• 相続税申告期限まで１か月を切ってからの相続相談で、相続手続きから相続税申告まで間に合わせた事案（相談者：札幌市北区女性）
• 札幌市東区の自宅（１７００万円の価値）と預貯金合計３００万円の遺産分割事案（相談者：札幌市東区女性）
• 相続財産が２億円を超え、かつ、兄弟姉妹相続事案の相続税案件（相談者：札幌市東区男性）
• 私道の共有持ち分が売買されていなかった事案。私道の個人間贈与について（相談者：登別市男性）

全ての事例を見る