相続手続き(銀行預貯金、不動産)、自動車売却、遺品整理、特殊清掃、自宅売却まで一括で引き受けた事例
(被相続人:男性)
相続の解決事例
事案
北海道内の一人暮らしの男性が死亡した事案でした。子供さんは本州等に離れて暮らしており、発見されたとき死後1か月程度経過しており、ご遺体が損傷して、家具や通帳にもご遺体から発生するにおいがついている状態でした。
子供さんはみな離れた地域で暮らしているため、頻繁に北海道に来ることはできないことから、全面的に死後の処理のご依頼を一任されました。
故人の方は、預貯金、自動車、一軒家を保有していたため、これをすべて相続、解約、換金までいたしました。
ご依頼内容
1. 預貯金と不動産の相続手続き
今回、通帳にはご遺体から発生するにおいがついていたことから、行政書士で預かることや銀行へ提出するというのは難しい状況でしたので、銀行に事情を説明し紛失扱いで相続手続きを完了させました。
原則は、手続をする際に、現存する通帳すべてを提出するのですが、相続による解約において、通帳は提出が必須なものではありません。この場合、事情を説明すると紛失扱いにしてくれますので、今回は、紛失扱いで解約をいたしました。
2. 自動車の相続手続き及び売却
自動車は、北海道運輸局のホームページからダウンロードできる自動車専用の遺産分割協議書のフォーマットを使い、預貯金に先行して相続手続き及び売却の手配をいたしました。
売却先は、お車の状態やお車の場所(札幌市内か地方都市かなど)によって最良の売却先をたまき行政書士事務所で選定し、売却のサポートをしております。
今回は、札幌市の整備工場を併設する自動車会社に売却をし、通常の相場よりも高い金額で売却ができました。
相続が発生した場合、バッテリーが上がっていることが多いですが、その場合、レッカーで運んだり、ポータブルジャンプスターター装置を使って車を業者さんに運んでもらうため、自動車がまったく動かなくても対応できます。
3. 自宅の遺品整理、特殊清掃、売却
不動産の相続を提携する司法書士とともにたまき行政書士事務所で行った後、売却のサポートをすることとなりました。今回、たまき行政書士事務所と併設のさくはな不動産にて売主側仲介を行うこととなり、現況測量の手配(土地家屋調査士への依頼)、建蔽率・容積率調査、水道管調査などをし、死後1か月程度となりますが、適正な金額で家屋ごと売却できるように仲介業者として探しました。
通常、いわゆる事故物件(心理的瑕疵あり物件、死後数週間経過)となってしまうと解体を前提の金額で取引され収支が赤字となることもあるのですが、赤字になることなく売却ができました。
また、ご遺体が損傷している場合だと、少なくともその部分の清掃や体液が浸透している部分の処置が必要となりますが、さくはな不動産にて、特殊清掃等もできる遺品整理業者の方を手配し、売却できる状態にいたしました。
売主もさくはな不動産で見つけ、ノークレーム(契約不適合責任免責)を前提に購入してもらいました。
まとめ
今回、ご依頼主の方は本州の方で面会は1回となりましたが、ラインでのやり取り電話でのやり取りで頻繁に連絡を取り、初回のご相談から自宅の売却まで約6か月で完了いたしました。
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