札幌市東区の自宅(1700万円の価値)と預貯金合計300万円の遺産分割事案
(相談者:札幌市東区女性)

相続の解決事例

事案

ご兄弟の仲がよろしくなく話し合いは一応できるが互いに譲り合わない3兄弟の相続事案でした。長男夫婦が父(今回の被相続人)の名義の自宅に同居しており、二男、三男は札幌市内にいるものの長男夫婦とはいろいろな過去の経緯で関係があまりよろしくない状態でした。

葬儀で互いに久しぶりに会い、遺産分割の話し合いをするも決裂したため、互いに妥協点を見出してくれないと、紛争案件として行政書士が関与することができないこと(いわゆる弁護士案件)を説明し、初回相談では相談のみで終わりました。

その後、やはり解決したいとのことでご兄弟から連絡があったため、現実的で合理的な分け方をいくつか提案しました

分け方のアドバイス

二男、三男とも長男が自宅を取得することには異論はなく、あとは、どのように預貯金を分けるかが問題でした

二男、三男は遺産分割はなるべく平等に行うことを希望しておりましたが、三兄弟の実家である自宅を売るわけにもいかず、また、預貯金は不動産と合わせて平等に調整できるような額ではない(遺産に占める不動産の割合が大きい)ため、例えば、自宅土地建物の取得及び葬儀費用、その他債務の負担は長男が負い、預貯金300万円は二男と三男で折半(150万円ずつ)という分け方があることを説明しました。

三兄弟とも心底決裂したいわけではないため、上記のような解決方法でよいとの結論となり無事遺産分割協議が成立しました。

最終的な分け方

長男自宅土地建物(1700万円)と葬儀費用等債務関係(-200万円)=実質1500万円
二男150万円
三男150万円

同居により被相続人のために多くの時間を費やしてきた長男が不動産を取得することで、多くの割合を取得することになり、割合的には平等になりませんが、二男、三男としては、現金が手に入る方が、メリットがあるため、このような分け方で解決できました

このページの著者

たまき行政書士事務所
代表 行政書士 田巻 裕康

大学卒業後、サービス業の仕事を長年経験。その後、29歳で初めて本格的に法律を学びはじめる。行政書士に合格し、東京にある、相続遺言専門の行政書士事務所で勤務。もっと、ゆっくりと時間をかけてお客様に寄り添いたい気持ちが強くなり、第二の故郷である札幌にて独立し、たまき行政書士事務所を開業。

保有資格
行政書士・宅地建物取引士

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