遠軽信用金庫の相続手続き・口座凍結でお困りの方へ

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相続に必要な戸籍の範囲がわからない。
遠軽信用金庫（えんしん）の口座がすでに凍結されて引き出せない。窓口でも引き出せず正式な手続きをするようにいわれた。
現在、道南周辺に住んでおり、遠軽町や札幌市の支店まで手続きに行く暇がない。

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ご相談のあと、ご自身で手続きができそうであれば、ご自身で行ってももちろん大丈夫です。その際の相談料はもちろん無料です。

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遠軽信用金庫について

遠軽信用金庫は、遠軽町に本店があり、北見市、佐呂間町、湧別町、紋別市、旭川市、札幌市に支店があります。

遠軽町、湧別町、佐呂間町の指定金融機関となっているので、特にこの３町にお住まいだった方は、遠軽信用金庫の口座を持っているかもしれません。　

さて、遠軽信用金庫のホームページを見てみると相続手続きについて以下の記載がありました。

相続のお手続きが必要となりますので、お取引店へご連絡のうえ、相続人の方がお取引店の窓口にご来店ください。

ご来店時に必要なもの

・亡くなられた方の除籍謄本
・相続人の方全員を確認できる書類（戸籍謄本等）
・ご来店いただく相続人の方の本人を確認できる書類（運転免許証等）
　なお、お手続きの際には別途必要な書類がございますので、詳しくはお取引店までお問い合わせください。

引用: 遠軽信用金庫よくあるご質問

この「ご来店に必要なもの」のみでは、実際には口座解約（相続による法定脱退）はできません。あくまで相続の書類をもらえる最低限度の書類です。

解約の際にはもっと多くの書類が必要となります。

ご参考までに今後必要となる戸籍などの書類と、相続手続きの流れをご案内します。

遠軽信金に限らず金融機関の相続手続きの方法は、自動車の名義変更などに比べると非常に厳格です。しかし、金融機関によって届出用紙が異なっても、手続きの手順はほとんど同じです。

相続に伴う遠軽信用金庫の口座解約をご自身で行う場合の手続き

相続届の用紙を遠軽信用金庫の窓口でもらいます（事前に電話をすると良いでしょう）。来店の際、上記に記載された３点をご持参すると良いでしょう。

お亡くなりになった方の出生から死亡までの戸籍を取得します。並行して、相続人の方の現在の戸籍を集めます。（疎遠になっている相続人も出てくるかもしれませんが、遺産を受け取る、受け取らないにかかわらず、相続人全員の戸籍が必要です。結婚離婚を複数回繰り返している相続人の方がいる場合、戸籍収集が非常に大変になることがあります。）

戸籍謄本、改製原戸籍、除籍などから戸籍上の相続人が誰かを読み取ります。（相続人の確定をします。）ここがなかなか難しい作業です。

住民票を発行している自治体にて相続人全員が、印鑑登録証明書を各自で取得します。
印鑑登録がまだお済みでない相続人の方については、印鑑登録をします。印鑑登録をするには、住民票を発行している自治体に印鑑を持参します。
印鑑のサイズは、特に決まりはないので、ご自宅にあるものでもよいのですが、この機会に実印用の大きめの印鑑を作成するのも良いでしょう。１０分程度で登録は完了すると思います。

１で取得した相続届の用紙に、相続人全員が印鑑登録証明書の記載の通りに住所、氏名を直筆で署名し、実印で押印をして、だれが預金を取得するかを記入して遠軽信用金庫に提出します。

ご指定の代表相続人様の口座に解約された預金が入金されます。

※もしまだ口座が凍結されておらず、キャッシュカードの暗証番号を相続人様が知っていたとしても、ATM等で引き出してしまうことは、信用金庫や他の相続人様とのトラブルの元となりますので、できる限り引き出さないようにすることをおすすめします。